閉経前の避妊:メリット・リスクとHRTとの比較
更年期前(ペリメノポーズ)に入ったと感じたら、避妊をやめるのは早計です。40代・50代の女性が妊娠してしまうケースは少なくありません。閉経は、月経が1年間続かないと正式に診断されますが、それまでの期間でも妊娠の可能性は残っています。
メリット
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経口避妊薬は、卵巣が正常に機能しているときと同程度のホルモンを体内に供給します。そのため、ペリメノポーズの症状(夜間の発汗、イライラ、ホットフラッシュ)を抑える効果があります。通常の3週間服用・1週間休薬サイクルでは、休薬週に症状が出やすくなることがありますが、月経は規則的に続くため、更年期に近づいていることに気付かないこともあります。
追加の利点
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40代・50代での服用は、骨密度の低下を防ぎ、場合によっては骨密度を増加させる可能性があります。また、貧血の改善や、卵巣がん・子宮内膜がん・良性乳腺疾患のリスク低減にもつながります。米国CDCとNIHが実施した「がんとステロイドホルモン研究」では、経口避妊薬を使用した女性の卵巣がんリスクが平均40%減少し、7年以上使用した場合は60〜80%の減少が報告されています。
リスク
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35歳以上で喫煙している女性は、血栓形成や脳卒中のリスクが高まります。高血圧の方も同様に、経口避妊薬の使用は慎重に検討すべきです。
経口避妊薬とホルモン補充療法(HRT)の違い
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経口避妊薬は、HRTが提供するエストロゲン量の5〜7倍を供給し、卵巣の活動を抑制します。一方、完全に閉経した女性には卵巣の活動は不要なため、HRTの方が自然なホルモンレベルに近いとされています。ただし、HRTは乳がんや心血管疾患のリスク増加が指摘されており、これを避けるために経口避妊薬を選択する女性も増えています。
計画外妊娠への対策
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医師と相談し、継続すべきか判断しましょう。バリア法(コンドーム、子宮頸部キャップ、スポンジ)や、卵管結紮術・男性側の精管切除(精管切除術)も選択肢です。Epigee.orgによると、40歳以上の計画外妊娠の60%が中絶に至り、45〜49歳の女性の50%以上が避妊を使用していません。低用量の経口避妊薬は安全で、子宮がん・卵巣がん・子宮内膜がんの予防効果があり、更年期症状の緩和にも役立ちます。
