閉経後に起こるほてり(ホットフラッシュ)の原因とは?

ホットフラッシュ(ほてり)は、更年期と切っても切れない関係です。40代・50代の女性にとって、最も代表的な更年期症状と言えるでしょう。更年期前に始まり、閉経後も長く続くことがあります。米国更年期学会によれば、70代以降もホットフラッシュを経験する女性がいるとされています。

ホットフラッシュとは?

ホットフラッシュ(熱感)は、主に上半身に急に熱さを感じる現象です。メイヨークリニックによると、「上半身や顔全体に軽い暖かさから激しい熱感が広がる感覚」と定義されています。心拍数の上昇や肌の赤みを伴うこともあり、発汗した後に寒気を感じることが多いです。ホットフラッシュは、閉経前(プレ)、閉経期(ペリ)、閉経後(ポスト)のいずれでも起こります。

ホルモンレベルの変化

閉経が近づくと、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が不安定になります。これらの性ホルモンの減少は、体温調節を司る視床下部の神経伝達物質に影響を与え、血流が一時的に増加すると皮膚の血管が拡張し、熱が放散されて赤面と発汗が起こります。ホルモン変動は、更年期が終了したと診断された後でも数年続くことがあります。

その他の原因

ホットフラッシュは更年期だけが原因ではありません。甲状腺機能亢進症、がんや腫瘍、高血圧なども同様の症状を引き起こします。男性の場合は、テストステロン低下がホットフラッシュの原因になることがあります。これらの疾患は必ず医師の診断が必要です。

引き金となる要因

体の変化や疾患以外にも、ストレスや生活習慣がホットフラッシュを誘発します。辛い食べ物に含まれるカプサイシン、アルコール、食品添加物、暖かすぎる寝具、長時間ノートパソコンを膝に乗せたまま使用することなどが一般的なトリガーです。

受診の目安

更年期以外の原因が疑われる、もしくはホットフラッシュが長期間続き日常生活に支障をきたす場合は、医師に相談しましょう。診察と検査により、他の疾患の除外や適切な治療法が提案されます。

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