閉経後に起こる子宮ポリープの特徴と対策

閉経期や閉経後の出血は多くの場合良性ですが、子宮ポリープが原因の一つです。特に閉経移行期(閉経前2〜9年)や閉経後に多く見られます。閉経前はエストロゲンがまだ分泌されるため月経が続きますが、エストロゲン濃度は低下し不規則になるため、ポリープができやすくなります。ほとんどの子宮ポリープは良性で、適切に治療すれば再発を除き問題はありません。

子宮ポリープとは

子宮ポリープは子宮内膜(子宮の内壁)にできる球状または茎状の増殖物です。数ミリから数センチまで大きさはさまざまで、基部または細い茎で子宮内膜に付着しています。多くは子宮内にとどまりますが、稀に膣内へ脱出することもあります。40代〜50代の女性に特に多く見られます。

症状・サイン

閉経前・閉経後に発生しますが、閉経後の女性は軽い出血や点状出血が主です。無症状の場合もありますが、閉経前・閉経移行期の女性は月経不順、過多月経、月経間出血、不妊などが現れることがあります。これらの症状はエストロゲンの変動やポリープの有無を医師に確認してもらうことが重要です。

原因

正確な原因は不明ですが、ホルモンバランスの乱れ、特にエストロゲン過剰が関与すると考えられています。子宮内膜がエストロゲンに反応して肥厚すると、ポリープも同様に成長します。その他の要因は明確にされていません。

診断方法

医師が疑う場合、以下の検査で確定します。

  • 経膣超音波検査:膣内にプローブを挿入し、子宮内部を画像化します。
  • 子宮内膜造影(ヒステロソノグラフィー):生理食塩水を子宮内に注入して拡張させ、超音波像を鮮明にします。

治療法

ポリープ除去には主に以下の方法があります。

  • 子宮鏡検査(ヒステロスコピー):光源付きの細い鏡を子宮内に挿入し、直接観察しながらポリープを切除します。
  • 掻爬術(キュアテージ):ループ状の金属器具で子宮内膜を掻き取ります。盲目的に行うか、子宮鏡の下で行うかは症例により異なります。
  • 小さなポリープは経過観察で自然に消失することもあります。
  • 稀に悪性変化が認められた場合は子宮全摘(子宮全摘術)を検討します。

いずれの治療も、適切な診断と専門医の判断に基づいて行うことが重要です。

女性の健康 - 関連記事