更年期のほてりに効果的な対策は?
原因
正確な原因は完全には解明されていませんが、体温調節を司る視床下部の機能が低下し、閉経期にエストロゲンが減少することが関与していると考えられています。視床下部の異常により皮膚表面近くの血管が拡張し、熱が放出されます。
症状
上半身や顔に急激な熱感が走り、顔が赤くなったり、肌がぼんやりとしたりします。また、頭部の圧迫感、動悸、発汗、熱が去った後の寒気を伴うことがあります。まれに倦怠感、めまい、失神なども報告されています。ほてりは数分から30分程度続くことがあります。
治療法
エストロゲン補充療法(ホルモン療法)は、ほてりや他の更年期症状の緩和に有効です。処方薬としては、抗うつ薬、抗痙攣薬のガバペンチン、高血圧薬のクロニジン、プレ更年期女性向けの経口避妊薬などがあります。処方薬以外では、イブプロフェン、ビタミンE、ビタミンB群が症状軽減に役立つことがあります。
代替療法
ブラックコホシュという植物は、短期間のほてりや夜間の発汗の緩和に効果があるとされています。大豆製品に含まれるイソフラボンはエストロゲン様作用を持ち、アジア諸国で大豆を日常的に摂取する女性は、ほてりの頻度が低いと報告されています。亜麻仁やイブニングプリムローズオイルが効果的とする声もありますが、科学的根拠は十分ではありません。
予防策
ほてりは更年期の自然な現象で完全に防げるわけではありませんが、トリガーを把握することで頻度を減らすことができます。主な誘因はストレス、辛い食べ物、アルコール、カフェイン、喫煙です。これらを控えることでほてりの発生を抑えることが期待できます。
