卵管が閉塞したときのサイン
重要性
受精は卵子と精子が卵管内で出会うことで起こります。受精卵はそのまま卵管を通って子宮に移動し、着床して胚へと成長します。卵管が閉塞すると、卵子と精子が出会えず受精が起こらなくなります。
診断方法
閉塞した卵管に外部から見える症状はほとんどありません。多くの場合、不妊が唯一のサインとなります。確定診断には子宮卵管造影(HSG)という検査が行われます。子宮内に小さなチューブを挿入し、造影剤を注入してX線撮影することで、卵管内の閉塞部位を確認できます。
原因・特徴
感染症による瘢痕組織が卵管を閉塞させることがあります。特にクラミジア感染は卵管閉塞の主要原因の一つで、閉塞した女性の約75%が過去にクラミジア感染歴があります。
対処法・考慮点
造影検査中に造影剤が卵管を通過することで自然に開通するケースもあります。外科的に卵管を再建する手術も可能ですが、成功率は50%未満です。体外受精(IVF)などの補助生殖技術を用いれば、閉塞した卵管でも妊娠が可能です。
診断までの期間
外見上の症状がないため、閉塞の診断には時間がかかります。妊娠を数か月試みても結果が出ない場合は、早めに不妊専門医に相談することが推奨されます。夫婦の不妊原因の約半数が女性側の生殖器に起因するとされ、他の原因を除外したうえで卵管検査が行われます。
