閉経の始まり

月経があるすべての女性は閉経を迎えます。月経は通常12〜16歳で始まり、45〜55歳頃まで続きます。閉経への移行期は体調の変化が多く、事前に知っておくことで不安を軽減できます。

始まり方

ごく少数の女性は月経が突然止まった瞬間に閉経を実感しますが、ほとんどは徐々に月経が減少または不規則になり、最終的に止まります。エストロゲンの減少に伴い、1〜3年の過渡期(更年期過渡期・ペリメノポーズ)を経ます。

主な症状

  • 心拍の乱れや動悸、ホットフラッシュ、夜間の発汗、睡眠障害
  • 皮膚のほてり、月経の不規則化、物忘れ、性欲低下、性的刺激の減少
  • 気分の変動、尿漏れ、膣の乾燥や痛み、性交時の出血、膣感染症の増加、うつ症状
  • 症状の出方は個人差があり、ほとんど感じない人もいます。

心理的・身体的変化

閉経期はホルモンバランスの変化により、皮膚が薄くなり、膣の潤いが減少します。その結果、性交時に刺激や出血を感じやすくなります。性的快感やオーガズムが弱まることもあります。心理面では、ストレスや身体的変化に起因するうつ状態が見られることがあります。

治療法

代表的な治療はホルモン補充療法(HRT)です。エストロゲンを少量ずつ補うほか、子宮が残っている場合はプロゲステロン(合成)も併用します。HRT には「連続併用型」と「順次併用型」の2種類があります。

  • 順次併用型:不規則な出血があるペリメノポーズの女性に適し、28錠パックのうち前半はエストロゲン、後半はエストロゲン+プロゲステロンが含まれ、月経様出血を再現します。
  • 連続併用型:閉経後1年以上月経がない女性に使用し、毎回エストロゲンとプロゲステロンを同時に投与し、月経は生じません。

リスク

閉経に伴うエストロゲン低下は骨密度の低下、すなわち骨粗鬆症のリスクを高めます。骨を形成する細胞の刺激が減少するため、骨量と骨強度が徐々に失われ、骨折や骨折による損傷が起こりやすくなります。

女性の健康 - 関連記事