閉経と鼻血
閉経期はホルモンバランスが大きく変動し、さまざまな症状が現れます。その中でも鼻血は意外に多く報告される症状です。ホルモンの変化が鼻粘膜に影響を与え、乾燥や血管の脆弱化を引き起こすためです。
原因
閉経に伴うエストロゲンの減少は、鼻粘膜の乾燥や粘膜が薄くなる原因となります。その結果、ひび割れや小さな傷ができやすくなり、出血しやすくなります。頻繁な鼻血は閉経が進行しているサインと考えられます。
予防・対策
- 鼻腔内の乾燥を防ぐために、保湿剤(保湿ローションや軟膏)を使用します。抗生物質入りの軟膏(例:ネオスポリン)でも効果があります。
- 加湿器を使用し、室内の湿度を保ちます。エアコンや暖房は空気を乾燥させるため、使用時は加湿に注意しましょう。
鼻血が出たときの対処法
- 出血直後は鼻の両側をしっかりとつまみ、圧迫します。頭を後ろに傾けないようにし、血液が喉に流れ込むのを防ぎます。
- 圧迫後、保湿剤や血管収縮スプレー(例:ネオシンフェリン)を綿棒に含ませて鼻腔内に入れ、さらに数分間圧迫を続けます。
- 大量出血や止まりにくい場合は、額や鼻梁に氷を当てて冷やすと血管が収縮しやすくなります。
注意すべきサイン
出血が10分以上止まらない、または大量に出る場合は、すぐに医療機関を受診してください。失血によるめまいや倦怠感が現れることがあります。
医師が行う本格的な治療
- 重度の鼻血は、外科用ガーゼで鼻腔を詰めて止血します。
- 血管焼灼(カトレージ)により、出血源となる血管を焼いて封鎖する方法もあります。
