酵母感染症(カンジダ症)の原因と予防策
酵母感染症は誰に起こるのか
酵母感染症は男女問わず、子どもでも発症します。口や直腸、膣など体の温かく湿った部位にカンジダ菌が増殖しやすく、性パートナーが同時に感染している場合は、両者とも治療することが再感染防止につながります。
赤ちゃんはおむつが湿って皮膚が刺激されやすく、カンジダ性の湿疹(おむつかぶれ)になることがあります。口や喉にできるカンジダ症(口腔カンジダ)は、保育園などで他の子どもから感染したり、抗生物質の使用で善玉菌が減少したりして起こります。
食事が与える影響
食生活は酵母感染症のリスクを高めたり抑えたりします。糖分や精製された小麦粉、加工食品を多く摂取すると、酵母のエサとなり増殖しやすくなります。
- 糖分:酵母は糖をエネルギーにするため、甘い食品は増殖を助長します。ヨーグルトなど健康食品でも糖分が多いものは要注意です。
- 加工食品:添加物や保存料が多く、免疫力を低下させる可能性があります。野菜・果物・全粒穀物など自然食品を中心に選びましょう。
- パスタなどの精製小麦製品:酵母のエサになる炭水化物が豊富です。
- キノコ類:同じ真菌類であるため、酵母の増殖を助けやすいとされています。
経口避妊薬の影響
経口避妊薬は体内のエストロゲン濃度を上げます。エストロゲンが増えると膣内の善玉菌(乳酸菌)が減少し、酵母が繁殖しやすくなるため、感染リスクが高まります。
きつい服装が招くリスク
締め付けの強い下着やパンツは皮膚を刺激し、湿気がこもりやすくなります。酵母は刺激された湿った環境で増殖するため、通気性の良い、適度なサイズの服を選びましょう。水着や汗で濡れた下着も同様に、すぐに乾いたものに取り替えることが重要です。
糖尿病や免疫疾患との関係
糖尿病患者は血糖値が高くなるため、余分な糖が酵母のエサとなり増殖を促進します。また、免疫機能が低下していると、膣内の善玉菌が減少し、酵母の抑制が難しくなります。
まとめ
酵母感染症の原因は多岐にわたり、食事・服装・ホルモンバランス・基礎疾患などが関与します。症状が重い・再発を繰り返す場合は、自己判断で市販薬に頼らず医師の診断を受け、原因に合わせた予防策を実践することが大切です。
