患者の権利と責任
患者は医療産業の根幹を担い、入院・外来・定期検診や予防医療、病気や状態の治療を受けます。患者には、積極的に医療を受ける権利と、自己や家族の医療ニーズを自ら探し出す責任があります。
医療計画の権利
患者は自分の医療計画を決定する権利があります。たとえば、一般的な健康管理のために受診したい医師の選択や、手術が必要な際の手術日程の調整、入院治療に関する意思決定への参加などです。提供されるサービスや治療計画の実施方法、期待される結果、直面する可能性のある障壁、計画の変更点についても十分に説明を受ける権利があります。また、患者は治療計画を自らの判断で変更することも可能です。
機密保持の権利
患者の個人情報・医療情報・治療情報は機密として保護されるべきです。患者は配偶者や子どもなどの近親者に情報提供を許可できる一方で、医療機関は米国の医療保険の携行性と責任に関する法律(HIPAA)に基づき、患者の同意なしに情報を第三者へ開示してはなりません。
治療拒否の権利
医療状態や提案された治療法について十分な説明を受けた上で、患者は治療を拒否する権利があります。宗教的・個人的信念、あるいは提案された治療法に不安や不快感がある場合でも、患者は治療を受けない選択ができます。また、治療に対する不満や疑問を医療従事者に伝えることもできます。
財政的責任
権利に伴い、患者は治療費・診察料・入院費などの金銭的義務を履行する責任があります。これにより、医療機関に対して支払いが完了したことを前提に、継続的な治療や受診が可能となります。
治療参加の責任
患者は医療に積極的に参加し、可能な限り自らの意思で医療に関する意思決定を行う責任があります。入院や転院の際の手続きに協力し、医師からの助言に同意した場合は、提供される医療サービスにも参加します。
協力の責任
医療方針が合意された後、患者は医療スタッフと協力する義務があります。具体的には、正確かつ完全な情報を提供し、身体的・経済的状況の変化を速やかに報告することです。また、医療スタッフとのコミュニケーションを円滑に保ち、敬意と礼儀をもって接することも協力の一環です。
