USPのタイプIガラス容器の仕様

米国薬局方(USP)は、米国内で製造・販売される処方薬・一般用医薬品の品質基準を定める公的機関です。

USPは医薬品容器に関する基準も管理しており、ガラス容器はタイプIからタイプNPまでの4分類に分けられます。中でもタイプIは最も品質が高く、内容物との反応が最小限に抑えられます。

組成

タイプIガラス容器は主にホウシリケートガラスで作られます。シリコン含有量が高く、化学反応性が最も低いため、容器が内容物に溶出するリスクがほとんどありません。

耐熱性

タイプI容器は温度変化に強く、線膨張係数が低いです。透明容器は 33×10⁻⁶ /°C、琥珀色容器は 51×10⁻⁶ /°C の係数を示します。また、応力点が高く、透明容器は最大 515°C、琥珀色容器は最大 535°C まで加熱可能です。

強度

圧縮強度は約 42,800 psi、曲げ強度は約 1,000 psi です。これにより、破損しにくい耐久性が確保されています。

外観

タイプI容器は透明と琥珀色の2色が主流です。透明容器は厚さに応じて可視光の 90% まで透過し、琥珀色容器は約 80% の可視光(主に赤外領域)を透過します。

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