MRIスキャンの基礎と手順

MRIとは何か

磁気共鳴画像法(MRI)は、X線ではなく強力な磁場と電波を利用して、体内の三次元画像を作成します。スキャナー内の磁場により原子核(主に水素のプロトン)が整列し、信号がコンピュータへ送られて画像に変換されます。MRIは任意の角度で多数のスライスを撮影でき、腫瘍などの軟部組織の異常を高精度で検出します。

必要なもの

  • ゆったりした服装(Tシャツとスウェットパンツなど)
  • 好きな音楽のCD(イヤホンが使用できる場合)
  • 耳栓

検査の手順

  1. 準備と服装

    検査室は低温に保たれるため、体が冷えやすいです。暖かく、かつ金属類のないゆったりした服装を着用してください。アクセサリーや金属製のファスナー(ブラジャーなど)はすべて外す必要があります。

  2. テーブルに横たわる

    検査台に横たわり、テーブルがMRI装置の中心部(ボア)にスライドします。撮影対象部位に合わせたコイルが設置され、例えば脳の検査では頭部が「バードケージ」フレームに収められ、動きが抑制されます。

  3. 耳の保護

    ヘッドホンが使用できる場合は調整し、ない場合は耳栓を装着します。スキャンが始まると動くことはできません。検査中は静かな瞬間と、機械の動作音(クリック、ビープ音、振動)が交互に鳴ります。

  4. 造影剤の投与(必要な場合)

    造影剤(ガドリニウムなど)を静脈注射する場合、投与中は絶対に動かないようにしてください。投与が完了すると技師が再びスキャンを開始します。場合によっては口から造影剤を飲むこともあります。

  5. 呼吸とリラックス

    検査中はゆっくり呼吸し、できるだけリラックスしましょう。標準的なMRIは約6フィート(約180cm)の長さがありますが、短いボアや開放型の装置もあり、立位や座位での撮影が可能です。ボア内部は薄暗く、空気が流れる感覚があります。

注意点

大型の強力磁石が周囲に配置されているため、金属製の物品は持ち込めません。また、スキャン中の大きな音は耳栓やヘッドホンで軽減できます。

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