医療検査用手袋の規制と基準
医療従事者が患者と接触する際に欠かせないのが医療検査用手袋です。手袋は体液からの感染リスクを低減し、患者側への細菌・ウイルスの付着も防ぎます。安全性を確保するため、手袋には一定の基準が設けられています。
ラテックス代替品
- 天然ゴムラテックス(NRL)にアレルギーを持つ人が増えているため、救急医療従事者はニトリル製の手袋など代替素材の使用が推奨されています。ニトリルはNRLを含まず、米国消防協会(NFPA)では最もコスト効果の高い代替品とされています。
粉末付き手袋の禁止
- 医療現場では粉末なし手袋の使用が義務付けられています。米国食品医薬品局(FDA)は、粉末が患者の体内に付着すると様々な健康被害を引き起こす可能性があると指摘しています。
手袋の設計要件
- 手袋は「使い捨て」専用と表示されていなければなりません。メーカーは少なくとも5サイズを提供する必要がありますが、左右別の形状は必須ではありません。
性能試験基準
- 医療従事者が使用するすべての手袋は、NFPAが定める以下の試験に合格する必要があります:液体漏れ防止性、バイオ浸透抵抗性、穿刺抵抗性、操作性(器用さ)、ラテックスタンパク質量、引張強度、伸び率。特にバイオ浸透試験は、病原体が手袋を通過する可能性を評価する最重要項目です。
