イソプロパノールと変性アルコールの違い
イソプロパノール(イソプロピルアルコール)とは
イソプロパノールは、一般に「消毒用アルコール」や「擦り薬アルコール」と呼ばれ、二価アルコール(二次アルコール)に分類されます。分子式はC₃H₈Oで、炭素原子2つに結合しているため二次アルコールです。家庭や医療現場で、傷口の消毒、アフターシェーブ、シミ除去、ガソリンからの水分除去など、多様な用途で広く利用されています。
変性アルコールとは
変性アルコールは、エタノール(一次アルコール)に有害な添加剤を加えて飲用不能にしたものです。代表的な添加剤としてベンゾ酸デナトニウムがあり、極めて苦味が強く摂取を防止します。一次アルコールであるエタノールは炭素原子1つに結合しています。
変性アルコールが作られる理由
エタノールは飲料用として高い税率が課せられますが、工業用途ではこの税負担が問題となります。変性アルコールは飲用目的ではないため、低い税率で流通でき、工業用原料として経済的に利用できます。
変性アルコールの主な用途
変性アルコールは、石鹸や合成ゴム、農薬の基剤、潤滑剤などの製造に使用されます。ただし、皮膚に直接使用することは推奨されません。
イソプロパノールの具体的な利用例
家庭や産業現場で、傷や擦り傷の消毒、アフターシェーブ、シミ除去、さらにはガソリンから水分を除去する脱水剤として利用されます。
