聴診器の種類と特徴
聴診器は医療従事者が体内の音を聞くための装置で、人間だけでなく動物にも使用されます。主に心音の診断に用いられますが、腸音や血管音の聴取も可能です。代表的な聴診器は以下の5種類に分かれます。
アコースティック聴診器
最も一般的なタイプで、胸部ピースと空洞チューブで構成されています。胸部ピースはダイアフラムとベルの二面構造で、ダイアフラムは高周波音、ベルは低周波音を伝えます。
電子聴診器
体内音を電気信号に変換し増幅することで、従来よりもクリアで大音量に聞こえます。将来的に主流になると予測されており、音波を電気信号へ変換する技術が特徴です。
ノイズリダクション聴診器
周囲の雑音を除去するフィルタリングシステムを搭載しています。電動タイプではLittmann 3000やThinklabs DS32A、アコースティックタイプではTrimline Puretoneが代表的です。
録音機能付き聴診器
内蔵の録音機能により、聴取した音声を直接記録でき、後で解析や診断に活用できます。患者の評価や相談時に有用です。
胎児聴診器(フェトスコープ)
フランスの医師アドルフ・ピナールにちなんでピナール聴診器とも呼ばれます。小型のトランペット形状で、妊婦の腹部に当てて胎児の心音を聴取します。
