自己保険医療プランのコストメリット

大企業は従業員向けに自己保険医療プランを導入することがあります。この方式では、雇用主が全体のプランを決定し、保険料の大部分を負担します。リスクは雇用主がほぼ全て引き受けますが、コスト面でのメリットも多くあります。

保険料の削減

自己保険プランでは、保険会社の高額な保険料を回避できるため、企業は大幅なコスト削減が可能です。雇用主は保険料ではなく、実際に支払われた給付額だけをプランに拠出します。従業員が請求を行うたびにその金額が直接支払われるため、月々の保険料支払いが不要になります。

州が定める給付の免除

自己保険プランを提供する企業は、米国の雇用者退職所得保障法(ERISA)の適用を受け、州の保険料税や一部の州規制から免除されます。雇用主は保険商品を販売していないため、州の保険料課税対象外となります。また、州が義務付ける給付をすべて提供する必要がなく、企業は自社で定めた給付内容のみをカバーできます。ハワイ州だけは例外で、連邦ERISAの適用外です。

最低保険料プラン

企業は自己保険プランの設計において、提供する給付内容やリスク負担額を自由に設定できます。その一例として「最低保険料プラン」があります。このプランでは、雇用主が一定額までの請求を負担し、それを超える分は保険会社が支払います。さらに、保険会社が請求処理や管理業務を担当するため、運営コストの削減にもつながります。

ストップロス保険

大きな請求が企業の財務に負担を与える場合、雇用主はストップロス保険を併用できます。この再保険は、企業が支払う費用の上限を設定し、個別の従業員ごと、あるいは全社的な上限を設けることが可能です。これにより、予測不能な高額医療費から企業を保護します。

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