雇用終了時のIRSとFSAの取り扱い
FSAとは?
柔軟支出口座(Flexible Spending Account、FSA)は、多くの企業がカフェテリア型福利厚生プランの一部として提供する制度です。従業員は給与から年間最大5,000ドルまでを税引き前に拠出し、医療費の支払いに利用できます。拠出金は給与から所得税やその他の給与税が差し引かれる前に控除され、年初から全額が利用可能となります。
雇用終了時のFSAの取り扱いは?
従業員が退職(自発的・非自発的)すると、FSAは他の医療保険と同様に終了します。ただし、COBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)に基づく継続カバレッジを選択すれば、一定期間利用を続けられます。一部のプランでは、退職月の末日まで残高がある限りFSAを使用でき、拠出はできなくなります。利用可能な金額は、年初から退職日までの期間に比例した拠出額から、すでに使用した金額を差し引いた額です。
COBRAとFSA
COBRAは、退職後最大18か月間、団体健康保険を継続できる連邦プログラムです。従業員は保険料の雇用者分と従業員分を支払い、さらに月額管理手数料(保険料の一定割合)を負担します。FSAの残高が残っている場合、COBRAを利用してFSAを延長することも可能です。この場合、通常の拠出額に加えて管理手数料を支払います。他の団体保険を継続しなくてもFSAだけを延長でき、延長期間中の拠出は課税後になるため、税制上のメリットは減少します。残高が使い切れた時点でプランは終了します。
失業時のFSA代替策
FSAを継続しない場合は、個人向けの健康保険に加入することが一般的です。特に、災害的なカバーのみで高額自己負担額(HDHP)を伴うプランを選択した場合、Health Savings Account(HSA)への加入資格が得られることがあります。HSAは拠出金が無期限に利用できる点でFSAと似ていますが、税制上の優遇が長期的に続くのが特徴です。
