マサチューセッツ州で健康保険加入が免除されるケース
2006年にマサチューセッツ州は、米国で初めて住民に最低限の健康保険加入を義務付けました。18歳以上の全ての人が保険に加入しなければならず、連邦貧困ラインの300%未満の所得者は政府の補助が受けられます。ただし、一定の条件を満たす場合は免除が認められます。
最低限の保険加入要件
州法により、全ての成人は「最低限の保険加入要件(Minimum Creditable Coverage)」を満たす保険に加入する必要があります。州・連邦が提供する公的保険は要件を満たしますが、民間保険を選ぶ場合は入院、手術、救急、診断、産科、処方薬、メンタルヘルス、放射線・化学療法などの給付が含まれていなければなりません。
宗教的免除
宗教上の信念により保険加入ができないと真摯に主張する場合、州は保険加入を免除します。2007年には約9,700人がこの免除を申請しました。ただし、免除を受けた後に医療機関を利用すると罰金が科され、免除資格も失われます。
経済的困窮による免除
税年度中に経済的に困窮している住民は、罰金やペナルティを回避するために経済的困窮免除を申請できます。申請時には世帯収入、負債、住宅差し押さえなどの状況を提出する必要があります。2010年のデータでは、申請者のうち約63%が免除を受けました。
免除申請の手続き
保険未加入に対する罰金やペナルティの申請・異議申し立ては、州の所得税申告書に添付する「Schedule HC」を提出します。この書類が免除申請となり、罰金の有無が判断されます。免除が認められた場合でも、州所得税の個人控除は受けられません。
罰則について
保険を購入できる経済的余裕があり、宗教的な理由もないのに加入しない場合、年額最大1,116ドルの税罰が課されます。この罰則は保険加入または州外への転居まで継続します。さらに、2014年以降は連邦レベルでも同様の罰則が適用され、医療保険加入が義務付けられます。
