COBRA(医療保険継続制度)に関する従業員向け情報
COBRAとは
COBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)は、1985年に米国議会で制定された法律で、従業員が退職や解雇された際に、雇用主が提供する団体医療保険を一定期間継続できる制度です。雇用主が健康保険プランを提供し、従業員数が20人以上の場合に適用されます。COBRAにより、既往症による保険適用の拒否など、保険の空白期間を防ぐことができます。
保険料
- 通常、COBRAの保険料は本来の保険料の102%を支払う必要があります。雇用中は雇用主が保険料の少なくとも50%を負担しますが、退職後は全額自己負担になるため、支払額が大幅に増加します。
- 2009年のAmerican Recovery and Reinvestment Act(ARRA)は、2010年5月31日までに不本意な失業を経験した者に対し、最長15か月間保険料の65%を政府が補助する制度を設けました。ただし、2010年のUnemployment Extension Actはこの補助期間や対象の延長は行っていません。
適用資格
- COBRAの適用を受けるには、退職前に雇用主の健康保険プランに加入していることが必須です。
- 本人、配偶者、扶養子どもは、失業理由に関わらず(ただし、窃盗など重大な不正行為で解雇された場合を除く)適用されます。
- 勤務時間が減少し、団体保険の対象外となった場合もCOBRAの対象となります。
- 離婚や被保険者の死亡により配偶者・扶養子が保険に残る場合や、被保険者がメディケアに切り替わった際も、配偶者・扶養子はCOBRAで継続できます。
適用期間
- 一般的に、COBRAの継続期間は最大18か月です。
- 障害者やその家族に対しては、最大36か月の延長が認められます。
- 保険料の未払い、他の団体保険への加入、または雇用主が保険提供を停止した場合は、COBRAの適用が終了します。
- 政府補助を受けた場合、補助期間(最大15か月)終了後は保険料全額を自己負担で支払う必要があります。
その他の保険オプション
- COBRAの費用負担が難しい場合、各州が提供する代替医療保険制度を利用できます。すべての州は、子ども向けにMedicaidまたはCHIP(Children’s Health Insurance Program)を通じた保険を提供しています。
- 高リスク患者向けの州主導プランもありますが、保険料は高額になることが多く、詳細は州の保健福祉部門へ問い合わせる必要があります。
