メディケアと雇用主保険、どちらが主保険になるか?
Medicareの基礎
MedicareはパートAとパートBの2つの部分から構成されています。パートAは入院費用をカバーしますが、$1,000以上の自己負担額(デダクティブル)が必要です。パートAは、最低40四半期(10年分)の勤務実績があれば月額保険料はかかりません。そのため、働き続けている人は資格取得と同時にパートAに加入することが多いです。
パートBは診療費、耐久医療機器、検査費用をカバーします。パートBには月額保険料がかかるため、退職後に加入を検討する人もいます。継続的に保険に加入している場合、パートBの加入を遅らせてもペナルティはありません。
雇用主提供の保険の基礎
一定の勤務条件(例:週20時間以上)を満たすと、雇用主の健康保険に加入できます。加入者が多いため保険料は個人保険より安くなることが一般的です。保険形態は、ネットワークが限定され紹介が必要なHMO(Health Maintenance Organization)や、ネットワーク外でも比較的カバー範囲が広いPPO(Preferred Provider Organization)があります。プラン選択が可能な場合もあります。
Medicareが主保険になるケース
- 65歳以上で退職している場合。たとえグループ保険が残っていても、Medicareが主保険となります。
- 障害によりMedicareを受給しており、従業員数が100人未満の企業のグループ保険(本人または家族の保険)に加入している場合。
- 末期腎不全(ESRD)でMedicare資格を取得し、30か月経過した後。
- COBRA保険と併用している場合は、Medicareが主保険です。
- 従業員が20人未満の企業に勤務しながらMedicare資格がある場合。
その他の保険が主保険になるケース
- 従業員数が20人以上の企業に勤務していて、Medicare資格がある場合は、雇用主の健康保険が主保険です。
- 障害によりMedicareを受給していて、従業員数が100人以上の企業の保険に加入している場合。
- ESRDでMedicare資格取得後の最初の30か月間は、雇用主保険が主保険です。
- 労災、事故、炭肺病などによる保険は主保険となります。
- 退役軍人向け福利厚生やTRICARE(軍の保険)は、サービスや医療機関により主保険・従保険が変わります。
以上のルールを把握しておくと、医療費の請求や保険の手続きがスムーズに進みます。
