健康保険の控除額は何を意味するのか?

健康保険プランを選ぶ際は、各プランの控除額(デダクティブル)の大きさに注意してください。デダクティブルとは、保険会社が保険金の支払いを開始する前に、契約者が自分で支払わなければならない医療費の金額です。控除額にカウントされるのは「自己負担」分だけです。たとえば、処方薬が135ドルで自己負担額が25ドルの場合、控除に反映されるのはその25ドルだけです。

控除額と保険料の関係

ほとんどの健康保険は共通の構造を持ちます。保険料(プレミアム)は、プランに加入するために毎月支払う費用です。雇用主が全額負担する場合や、従業員が一部または全額負担する場合があります。保険料は給与から天引きされることが一般的です。

控除額は、契約者が年間で自己負担しなければならない金額で、これを支払うと保険の本格的なカバーが開始されます。控除額と保険料は逆の関係にあります。控除額が低いプランは保険料が高く、逆に保険料が低いプランは控除額が高く設定されることが多いです。

共同保険(コインシュアランス)と自己負担金(コーペイ)

多くのプランは、特定の診療や薬に対して「共同保険」や「自己負担金」を設定しています。共同保険は、保険会社が総費用の一定割合(例:80%)を負担し、残りを契約者が支払う方式です。たとえば、足の手術で80/20の共同保険が適用される場合、保険会社は手術費の80%を支払い、契約者は残りの20%を支払います。

一方、自己負担金は診察や処方薬ごとに固定額が設定されます。例として、診療ごとに20ドルの自己負担金がある場合、診察後に患者は受付で20ドルを支払い、残りは保険会社が請求します。

保険金の上限(ライフタイム・マキシマム)

控除額を満たした後でも、保険には支払限度額が設定されています。ライフタイム・マキシマムは、保険契約者が生涯で受け取れる最大の保険金額です。個人向けと家族向けで別々に設定されることが一般的です。

例として、ある保険が個人向けに250,000ドル、家族向けに400,000ドルの上限を設定している場合、本人の医療費は最大250,000ドルまでカバーされ、残りは本人負担です。家族全体の医療費が400,000ドルまでカバーされる場合、本人分の250,000ドルに加えて、残り150,000ドルが配偶者や子どもの費用に充てられます。

除外対象(エクスクルージョン)

保険プランには「除外対象」が設定されており、これに該当する診療やサービスは保険の対象外となります。典型的な除外例として、美容整形、学習障害の個別指導、実験的治療、精管切除の再手術、プライベートナースの利用などがあります。

除外対象の費用は契約者が全額自己負担しますが、その金額は控除額の計算には含められません。

請求別控除額

プランによっては、診療内容ごとに異なる控除額が設定されています。たとえば、処方薬に対する「処方薬控除額」や、入院に対する「入院控除額」などです。入院控除額は、入院1回の利用で満たすことができ、すぐに保険のカバーが開始されます。

例:ある契約者が急性心筋梗塞で救急搬送され、緊急手術を受けたとします。プランの入院控除額は2,000ドル、ライフタイム・マキシマムは100,000ドルです。総医療費は103,000ドルでした。

この場合、まず2,000ドルの入院控除額が自己負担額に加算され、残りの101,000ドルに対して保険会社が100,000ドルを支払います。差額の1,000ドルも自己負担額に加わり、最終的に契約者は合計3,000ドル(2,000+1,000)を支払うことになります。

健康保険を選ぶ際は、控除額・保険料・共同保険・上限・除外対象・請求別控除額のすべてを比較し、自分の医療利用パターンに最適なプランを見つけましょう。

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