従業員向け健康貯蓄口座の概要とポイント

多くの雇用主は、従業員が医療費を自己負担できるよう、税引き前の資金を拠出できるフレキシブル・スペンディング・アカウント(FSA)や健康貯蓄口座(HSA)を提供しています。従業員は、保険でカバーされない医療費の支払いにこの口座を利用できます。

定義

従業員が加入できる健康貯蓄口座(HSA)は、雇用主が提供するプランで、従業員は給与から税引き前の金額を拠出し、医療費の支払いにのみ使用できます。保険でカバーされない医療費や、がん・糖尿病などの高度な治療費の補填に利用されます。

拠出上限

米国労働統計局によれば、連邦レベルで年間や生涯の拠出上限は定められていませんが、雇用主が独自に上限を設定することが一般的です。多くの場合、年間2,000〜3,000ドルが上限となります。家族構成の変化(出生、結婚、離婚)以外で、年途中にプラン条件を変更することはできません。

繰越制度

2011年4月時点では、従業員健康貯蓄口座の残高は翌年へ繰り越せません。年度末に残金が残っても、翌年に使用できず、雇用主からの払い戻しも受けられません。そのため、雇用主は拠出上限を設定し、未使用分が失われるリスクを回避しています。

医療貯蓄口座(MSA)

カフェテリアプランに加えて、医療貯蓄口座(MSA)を提供する企業もあります。MSAは退職金口座に似ており、給与から拠出した金額に利息が付く仕組みです。利息は引き出すまで課税されません。加入には高額自己負担額(HDHP)の保険が必要で、年間保険の自己負担額の65%まで拠出可能です。カフェテリアプランと異なり、MSAは残高を翌年へ繰り越すことができます。

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