解雇された場合でも保険の補償は継続できますか?

連邦の労働者福利法は、理由の有無にかかわらず解雇された従業員を保護します。通常、重大な不正行為(gross misconduct)で解雇された場合、雇用主は任意のCOBRA継続補償を提供する義務はありませんが、その他の解雇では雇用主は従業員に対し、退職後18か月間、既存の団体医療保険プランを通じた任意の継続補償をオファーしなければなりません。雇用主は最終勤務日以降の保険料負担義務はありません。

COBRAの基本

1986年に制定された「統合予算調整法(COBRA)」により、解雇された従業員は一定期間、前雇用主の団体医療養保険を継続できる法的権利があります。保険料は全額自己負担となることが多く、米国労働省のEmployee Benefits Security AdministrationがCOBRAを監督しています。対象は、従業員数20人以上の民間企業や、州・地方自治体が提供する健康保険です。

重大な不正行為がない場合

連邦法は、従業員が自発的または非自発的に解雇された場合で、かつ「重大な不正行為」に該当しない限り、COBRAの継続補償を義務付けています。したがって、法律や社内規定に違反した場合は、COBRAの任意継続補償の対象外となり、個人向け保険を別途購入する必要があります。

COBRA通知と加入手続き

雇用主の保険プラン提供者は、従業員の資格が開始した時点でCOBRAに関する通知を送付します。この通知には権利や手続きが記載されています。継続補償を受けるには、指定された期間内に加入の意思表示(エレクト)を行う必要があります。期間を過ぎると資格が失われ、例外的に扶養家族が18か月を超えてカバーされるケースもあります。

COBRA保険料の助成とARRA

2009年の「American Recovery and Reinvestment Act(ARRA)」により、一定期間COBRA保険料の一部が税額控除で補助されました。2009年2月17日以降に資格を得た従業員は、2010年5月31日までの最大15か月間、保険料の35%のみを自己負担し、残りの65%は税額控除でカバーされました。

COBRAの費用

雇用主は管理手数料として保険料の2%を請求でき、従業員は保険料と手数料を合わせた102%を支払うことがあります。COBRAは解雇だけでなく、雇用形態の変更や配偶者の死亡など、一定のライフイベントが起きた場合にも適用されます。扶養家族や配偶者も同様の条件でカバーされますが、保険料は通常より高く設定されます。

留意点

労働法や福利制度は頻繁に改正されます。本記事は一般的な情報提供を目的としており、法的助言の代替にはなりません。具体的なケースについては、管轄の弁護士に相談してください。

健康保険 - 関連記事