仕事を辞めたり転職したりしたときの健康保険継続(COBRA)の猶予期間は?

COBRA とは

米国の統合予算調整法(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act、通称 COBRA)は、退職や保険会社の変更など、特定の事由により健康保険の資格を失った場合に、一時的に保険を継続できる制度です。

対象となる事業所と対象者

従業員数が20名以上の事業所は、次のような「適格事由」で保険を失った従業員とその扶養家族に対し、最大 18 ヶ月間の保険継続を提供しなければなりません。

  • 不当解雇(重大な不正行為を除く)
  • 就業時間の削減に伴う保険資格喪失
  • 従業員または被扶養者の死亡
  • 離婚・法的別居による保険資格喪失

保険料の支払い

COBRA で継続する場合、保険料は従業員本人が全額(雇用主が負担していた分も含む)を支払う必要があります。さらに、管理手数料として保険料の 2% 前後が加算されます。

継続期間と例外

基本的に保険継続は 18 ヶ月で終了しますが、次のような例外で延長されることがあります。

  • 障害者が保険継続中に障害状態となった場合(最大 29 ヶ月)
  • 保険加入者が死亡し、扶養家族が遺族給付を受ける場合(最大 36 ヶ月)

加入手続きの期限

適格事由が発生した日から 60 日以内に COBRA の加入手続きを完了しなければなりません。期限を過ぎると保険は自動的に終了します。

州ごとの追加規定

COBRA は連邦法ですが、州によっては独自の継続保険制度や追加の要件が設けられています。詳細は各州の保険局に確認するとよいでしょう。

手続きの流れ

  1. 退職・転職・保険変更が決まったら、まず現行の保険会社または勤務先の人事部に連絡。
  2. COBRA の適用可否と加入手続きに必要な書類を受領。
  3. 受領後 60 日以内に加入意思を示し、保険料を支払う。
  4. 保険証が届いたら、継続期間中は通常の保険と同様に利用可能。

以上を踏まえて、退職や転職の際は早めに手続きを開始し、必要な保険を確実に確保しましょう。

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