メディケア受給者向けの補足保険の種類と選び方
メディケアの基本
メディケアは連邦政府が資金提供する保険制度で、65歳以上または一定の障害を持つ人が対象です。パートAは入院やホスピスを、パートBは医師診療、検査、耐久医療機器をカバーします。パートAには約1,000ドルの自己負担額(デダクティブル)があり、パートBは年額約100ドルのデダクティブルと、残りの費用の20%を自己負担します。
メディケア・サプリメント(メディギャップ)
メディケアだけで他に保険がない受給者は、メディギャップと呼ばれるサプリメント保険で自己負担額を軽減できます。プランは A〜G、K〜N の文字で区別され、各プランはオリジナルメディケアのコインシュアランスやデダクティブルの一部をカバーします。たとえばプランAは入院・ホスピスのパートAコインシュアランスとパートBのコインシュアランスを全額補填しますが、パートBのデダクティブルは本人負担です。K・L プランは保険料が低く、コインシュアランスの一定割合のみをカバーします。プランの内容は連邦政府により標準化されているため、同じ文字のプランは保険会社が変わっても同等です。
パートD(処方薬保険)
パートDは処方薬のカバーを提供する保険で、実際には民間保険会社が運営します。政府が設定した最低基準はあるものの、保険料、デダクティブル、コペイ額、対象薬剤は各社で異なります。メディケア・サプリメントに加入している場合は、別途パートDプランを選ぶ必要があります。メディケア・アドバンテージ(パートC)に加入している場合は、処方薬カバーがプランに含まれることがあります。
メディケア・アドバンテージ(パートC)
メディケア・アドバンテージは民間保険会社が提供するパートCで、メディケアの給付金を代わりに支払います。加入者はメディケア受給者としての権利を保持しつつ、ネットワーク内の医療機関を利用し、月額保険料、コペイ、場合によってはデダクティブルが設定されます。アドバンテージプランはメディギャッププランに比べ保険料が低めですが、自己負担額が高くなる可能性があるため、費用を比較検討することが重要です。
なお、現在または過去に勤務先が提供する健康保険に加入している場合、追加のメディケア・サプリメントは不要なことがあります。
