雇用主が提供する団体健康保険に加入していても、個人の健康保険プランを購入できますか?

健康保険は雇用主が従業員に提供する福利厚生の一つです。保険への加入は多くの人にとって重要で、特に既往症がある場合は個人で保険を購入するのが難しいことがあります。健康状態が良好であれば、雇用主の団体保険に加入せず、自己で個人プランを選択する方が有利になることもあります。

個人健康保険の加入条件

州によってはすべての応募者を受け入れることを保険会社に義務付けているところがありますが、多くの州では個人保険を取得する際に保険会社の審査(アンダーライティング)を受ける必要があります。一定期間無保険であった場合、保険会社はパラメディカル検査を求めることがあります。検査では血液・尿サンプルの採取、バイタルサインの測定、既往歴に関する質問が行われます。心筋梗塞や糖尿病といった既往症があると、個人保険の加入資格が得られないことがあります。

団体健康保険のメリット

既往症があるために個人保険の加入が難しい場合でも、連邦法により保険会社は従業員や団体を健康歴に関わらず受け入れる義務があります。また、州法で団体保険に含めるべき保障内容が定められており、たとえば出産保障は個人保険ではオプション扱いですが、団体保険では標準で含まれることが多いです。さらに、雇用主は従業員の保険料の一部を負担することが法律で義務付けられています。

個人健康保険プランのメリット

自分で保険を選ぶと、出産や歯科など必要な保障を自由に組み込めます。自己負担額(デダクティブル)や、高額デダクティブルプラン(HSA対象)も選択可能です。これにより保険料をコントロールでき、雇用主提供の団体保険では得られない柔軟性が得られます。保険料は所得税控除の対象ではありませんが、HSAへの拠出金は税控除の対象となります。退職や会社の倒産などで雇用が変わっても、個人プランはポータブルであり、COBRAに頼らずに継続できます。

雇用主が団体保険への加入を促す理由

保険会社は、加入者の一定割合(例:全従業員の50~75%)が保険に加入することを条件に契約を結ぶことがあります。これは、健康な加入者から集めた保険料で、既往症のある加入者の高額な請求額を相殺する仕組みです。加入率が基準に満たない場合、保険会社は契約更新を拒否できるため、雇用主は団体保険への加入を推奨します。

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