メディケア受給者の定義と資格要件

メディケアは、米国の高齢者を主な対象とした全国的な医療保険制度です。受給資格がある人は「受給者(ベネフィシアリー)」と呼ばれ、2010年時点で約4700万人が受給者でした。ただし、受給者は無料ではなく、月額保険料や自己負担金、年額控除額などを支払う必要があります。

高齢者

65歳以上の米国市民は年齢基準だけでメディケアに加入できます。5年以上米国内に居住している永住者(グリーンカード保持者)も対象です。一定期間(10年=40四半期)以上メディケア税を支払っている本人または配偶者がいる場合、パートA(入院保険)を保険料なしで受け取れますが、パートB(医療保険)は保険料が必要です。

障害者

65歳未満でも、障害や特定の疾病で社会保障障害給付を受けている人はメディケアの対象となります。筋ジストロフィーや腎不全などの条件を満たすと、パートAを保険料なしで受給できる場合があります。ただし、65歳未満の受給者は適切なメディケア補完保険を見つけるのが難しいことがあります。

資格のあるメディケア受給者(QMB)

低所得者は州のメディケイドプログラムを通じて、保険料や控除額、自己負担金の支払いを支援されます。一定の収入・資産基準を下回る個人や夫婦は「資格のあるメディケア受給者(Qualified Medicare Beneficiary、QMB)」に分類され、メディケイドがパートA・パートBの保険料、控除額、自己負担金を全額カバーします。

低所得特定受給者(SLMB)と資格個人(QI)

QMBの基準を超える収入でも、依然として医療費の負担が大きい受給者は、メディケイドから「低所得特定受給者(Specified Low‑Income Medicare Beneficiary、SLMB)」や「資格個人(Qualified Individual、QI)」として支援を受けられます。これらは収入・資産基準が緩く、パートBの保険料負担を軽減する援助が提供されます。

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