対象となる福利厚生

税引前(プレ税)プランやカフェテリアプランでは、従業員本人はもちろん、配偶者や扶養家族、さらには退職者まで対象としたさまざまな福利厚生を提供できます。例として、傷害・医療保険、養子縁組支援、扶養者介護支援、団体生命保険、健康貯蓄口座(HSA)などがあります。雇用主は提供する福利厚生の種類と、加入資格・選択手続きのルールを明確に定める必要があります。

保険料のコンバージョン

保険料コンバージョンは、税引前プランに含まれることが多いオプションです。従業員は自分の税引前給与を使って家族の医療費に充当できます。毎年必要となる医療費を見積もり、給与からその分が控除されます。

フレキシブル・スペンディング・アレンジメント(FSA)

税引前プランには、医療費や扶養者介護費用を支払うためのリインバースメント口座(FSA)を設定できる場合があります。従業員は税引前給与で対象経費を支払い、プランが定める条件に合致した費用については雇用主が払い戻しを行います。

医療費リインバースメント口座(HCRA)

HCRAは、保険でカバーされない医療費(例:カイロプラクティック、歯科治療、避妊具、視力矯正)に対して税引前資金を拠出できる口座です。雇用主は拠出上限を設定できるものの、法律上の上限は設けられていません。

「使わなければ失われる」規定

税引前プランには「使わなければ失われる」規定があります。未使用の資金は翌年に繰り越せず、年度末に残っていると没収されます。ただし、IRSはこの規定を緩和し、福利厚生年度終了後最大2年と15日間までの利用を認めています。