子どもは何歳まで保険でカバーされるのか?

米国の雇用主提供医療保険の概要

米国で最も一般的な医療保険は、雇用主が提供するプランです。企業は多数の従業員を保険会社にまとめてリスクを分散させることで保険料を抑え、法律で定められた最低でも保険料の半額以上を負担します。配偶者や子ども(一定年齢まで)も同様にカバーされますが、年齢の上限は時代と法律により変化しています。

2010年以前の子どもカバー範囲

  • 従来の雇用主提供プランは、従業員本人のほかに配偶者や子どもをオプションで加入させることができました。「子ども」には実子、養子、配偶者の子どもが含まれます。

    多くのプランは子どものカバーを19歳で終了させ、フルタイムの大学生であれば24歳まで延長できました。

2010年の医療保険改革(ACA)

  • 2010年3月23日、バラク・オバマ大統領が「患者保護と医療費負担適正化法(通称:オバマケア)」に署名しました。この法律は子どもの保険カバー年齢を大幅に引き上げました。

    2010年9月23日から施行された規定により、雇用主提供プランは子どもが26歳になるまで保険を継続できるよう義務付けられました。大学在学・結婚・経済的自立の有無、他社の保険加入の有無に関係なく適用されます。

カバーが途切れた人の再加入制度

  • 2010年以前に年齢で保険が切れた人でも、ACAの要件に該当すれば再加入が認められます。保険会社は新しい「プラン年度」または「保険年度」の開始日から30日以内に、対象となる被扶養者が再登録できる期間を設けなければなりません。

26歳以降の継続カバー

  • ACAは26歳以上のカバー義務を課していませんが、一部の保険会社や雇用主は自主的に延長しています。既往症がなく、個人で保険を取得したい場合は、以前の保険会社が比較的低い保険料でプランを提供することもあります。

    なお、今回の変更はあくまで雇用主提供の保険に限られ、メディケア(公的医療保険)などには影響しません。

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