健康保険の費用を抑える方法
健康保険は生活に欠かせない保険商品ですが、保険料が高くなると家計を圧迫しがちです。特に職場での保険がない場合は、費用を抑える工夫が重要です。以下では、家族構成や利用状況に合わせて保険料を下げる具体的な方法をご紹介します。
マネージドケアの種類
マネージドケアには、健康維持組織(HMO)、優先医療提供者ネットワーク(PPO)、ポイント・オブ・サービス(POS)の3種類があります。
- HMOは最も制限が厳しく、ネットワーク内の医療機関のみ利用でき、受診ごとに定額のコペイメントが必要です。専門医の診察には主治医からの紹介が必須です。
- PPOは紹介が不要で、ネットワーク外の医療機関も一部費用負担で利用できますが、自己負担額(免責金額・コペイ)が高めです。
- POSはHMOとPPOの中間で、専門医の紹介は不要ですが、ネットワーク内で受診すれば費用が抑えられます。
従来型(Fee‑for‑Service)プラン
従来型プランは、自己負担の免責額を支払えば好きな医師に受診でき、残りは保険がコインシュアランス(保険と自己負担の分担)で支払います。自己負担上限額に達すると、それ以降の費用は保険が全額負担します。
マネージドケアと従来型プランの比較
同等の保障内容であれば、マネージドケアの方が保険料は低くなる傾向があります。ただし、ネットワーク内に医療機関が少ないと実質的な利用価値が下がります。頻繁に医師を受診する場合は、従来型プランの方が総合的なコストが抑えられることもあります。自分の利用状況をよく検討して選びましょう。
免責額(デダクティブル)を上げる
保険料を下げる最も簡単な方法は、自己負担額を増やすことです。従来型プランでは免責額やコペイ、自己負担上限額を引き上げます。マネージドケアでも受診ごとのコペイ額を高く設定すれば保険料が下がります。
健康貯蓄口座(HSA)と高免責額プラン(HDHP)
免責額を高く設定した高免責額プラン(HDHP)と組み合わせて、健康貯蓄口座(HSA)を活用すると、税控除のメリットが得られます。保険料の節約分をHSAに積み立てれば、医療費にのみ使用でき、未使用分は翌年へ繰り越せて非課税で増えます。医療費の請求が少ない人に特に有効です。
短期保険の活用
転職期間やすぐに別の保険に加入する予定がある場合は、短期健康保険が低料金で利用できます。業界団体や商工会議所の会員向けに提供される団体保険も、個人で加入するより割安になることがあります。
上記のポイントを踏まえて、自身のライフスタイルや医療利用頻度に合ったプランを選び、無理なく保険料を抑えることが可能です。
