メディケアの基準とパート別概要
メディケアは退職者や特定の疾患を持つ方を対象とした米国の公的医療保険制度です。A・B・C・D の4つのパートに分かれており、加入するパートごとに年齢や勤務歴などの資格要件が異なります。加入手続きは社会保障事務所で行います。
パートA(病院保険)
パートAは入院費、在宅医療、ホスピス、介護施設の費用をカバーします。保険料が免除されるのは、次の条件を満たす永住米国市民です。
- 年齢が64歳8か月以上
- 本人または配偶者が、メディケア対象企業で最低10年間勤務していること
- 障害給付、鉄道年金、社会保障年金を受給している場合は自動的に加入
パートB(医療保険)
パートBは外来診療や医師の診察料など医療サービス全般を対象とします。保険料は月額で支払う必要があり、保険料が免除されるプランはありません。資格要件はパートAの保険料免除対象者と同じで、米国の合法的居住者で65歳以上の場合は、保険料を支払って加入できます。保険料は社会保障局のサイトで確認できます。
パートC(メディケア・アドバンテージ)
パートAとBに加入している人は、民間の保険会社が提供するメディケア・アドバンテージ(パートC)に加入できます。パートCは、急病・緊急医療に加えてパートA・Bのすべての給付を含み、PPO、HMO、POS など様々な管理医療プランが用意されています。多くのプランはパートD(処方薬)も併せて提供し、保険料や自己負担額はプランごとに異なります。
パートD(処方薬プラン)
パートDは処方薬のカバーを目的としたオプションプランです。加入にはパートAとパートBが必須で、薬の種類やブランドによってカバー範囲が異なります。保険料は別途月額で支払います。加入期間は毎年11月15日から12月31日までの初回加入期間(Initial Enrollment Period)です。
