長期介護保険とメディケイド

長期介護保険は、退職後に必要となる医療費をカバーするための保険です。保険の給付が尽きた場合、残りの費用は自己負担となりますが、州によってはメディケイドが残りの資産を使い果たすことなく支援を引き継ぎます。

メディケイドの概要

1965年に創設されたメディケイドは、低所得世帯、障害者、そして高額医療費がかかる人々に医療保険を提供する連邦支援プログラムです。長期介護費用が個人の支払能力を超えた場合の安全網として機能し、州・連邦の予算に大きな負担を与えてきました。この課題への対応として、連邦政府は「長期介護パートナーシップ」モデルを導入し、各州が介護保険とメディケイドを組み合わせたプログラムを構築できるようにしました。

州別パートナーシッププログラム

メディケイドは連邦制度ですが、運用は州ごとに異なります。多くの州では所得水準が適用基準となり、中・高所得者は対象外です。長期介護保険の給付が尽きた場合でも、一定の所得・資産要件を満たせばメディケイドが適用され、保険加入者は資産を保護しながら医療費の支援を受けられます。

所得・資産の基準

パートナーシップモデルを採用していない州では、所得と資産の基準に基づき長期介護支援の対象が決まります。対象となるのは、介護保険が切れた場合や一定の所得範囲に入る人です。介護は施設・在宅どちらでも提供されるため、状況に応じた基準が設けられます。全国ケアプランニング協会によると、資産は2,000〜3,000ドル以下であることが条件とされ、株式や投資などの収益資産も含まれます。多くの州は「医療必要プログラム」を運用し、基準を超える資産は「支出削減(spend‑down)」により除外できます。

ポリシーの適格条件

長期介護保険パートナーシップに参加できる保険は、州が定める最低給付要件を満たす必要があります。当初はコネチカット、インディアナ、カリフォルニア、ニューヨークの4州のみが提供していましたが、2005年のデフィシット削減法により、全50州が任意で参加できるようになりました。対象保険には「メディケイド資産保護」条項があり、保険給付が尽きても一定額まで資産を保護し、メディケイドの支援を受けられるようになっています。

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