ノースカロライナ州におけるメディケアの給付内容とパート別概要
メディケアは主にシニア層を対象とした米国の公的医療保険制度です。2011年時点で、メディケアは「パートA」「パートB」「パートC(メディケア・アドバンテージ)」「パートD」の4つに分かれています。パートB・C・Dは任意加入で、パートC とパートD は民間保険会社が販売し、州ごとにプラン内容が異なります。ノースカロライナ州では保険局(Department of Insurance)がメディケア関連の監督を行っています。
パートA(入院等)
パートAは「オリジナルメディケア」の一部として、入院時の病院費用、在宅医療、ホスピスケアをカバーします。また、条件を満たせばスキルド・ナーシング・ファシリティ(熟練看護施設)での入院費用も対象となります。ただし、長期的な介護や生活支援(コスタディアル)サービスは対象外です。
パートB(予防・外来等)
パートBは予防検診、予防接種、外来診療、救急搬送サービスなどを提供します。初回の「Welcome to Medicare」健康診断や、年に一度のウェルネス訪問で個人の予防ケア計画を作成・更新できます。がん、HIV、緑内障、糖尿病などの検診はパートBの対象で、多くは検診費用が無料(自己負担なし)ですが、診察料は別途必要になることがあります。
メディケア・アドバンテージ(パートC)
メディケア・アドバンテージ(MA)プランは、オリジナルメディケアと同等の給付(ホスピスは除く)を提供しつつ、民間保険会社が独自に設定した自己負担額、保険料、控除額があります。視覚、聴覚、歯科、そしてパートDの処方薬給付といった追加サービスもプランによっては受けられます。提供エリアは地域ごとに異なり、ノースカロライナ州全域で利用できるのは 2011 年時点では HumanaChoice の地域限定 PPO(薬剤カバー付き)のみです。
パートD(処方薬)
パートDは処方薬の給付を専門に扱うパートで、オプションです(ただし、メディケア受給者でかつメディケイドの二重適格者は必須)。パートDはメディケア・アドバンテージに組み込むことも、オリジナルメディケアと併用するスタンドアロンプランとして選択することも可能です。年額控除額が設定されているプランと、控除額なしで月額保険料が高めのプランがあります。薬剤のカバー範囲、自己負担額、保険料は保険会社により異なりますが、2011 年以降はすべてのパートDプランで、ブランド薬・ジェネリック薬ともに、初期カバレッジ期間を過ぎた後は割引価格で購入できるようになっています。
