退職した場合、COBRA保険を取得できるのか?
COBRA(継続保険)は、米国議会が制定した制度で、一定の条件を満たす従業員が退職後も団体健康保険の適用を継続できるようにするものです。COBRAの目的は、退職した従業員が新たな就職先を探す間、健康保険を失わないようにすることです。雇用主は一定期間、退職者を健康保険プランに残す義務があり、保険料は本人が負担します。
対象となる従業員
COBRA継続保険は、常勤換算で20人以上の従業員を抱える企業に適用されます。対象となるには、退職前日またはその他の適格事象が発生した時点で、会社の団体健康保険に加入していたことが条件です。契約社員や取締役など、会社の健康保険に加入していた非従業員も対象になる場合があります。
適格事象
退職以外にも、COBRAの適用資格を引き起こす事象は複数あります。本人または雇用主が行った解雇を含むすべての退職で、重大な過失(gross negligence)でない限りCOBRAの対象となります。つまり、解雇、レイオフ、障害による勤務不能などの場合でも保険を継続できます。また、勤務時間が減少し、従来の保険加入基準を満たさなくなった場合も対象です。たとえば、健康保険がフルタイム従業員のみ対象で、勤務時間が半分に減った場合でも、COBRAの恩恵を受けられます。
家族も対象になるか
配偶者、子ども、その他の扶養家族が会社の保険に加入していた場合、彼らもCOBRAの対象となります。また、被保険者が死亡したり、離婚・法的別居をした場合でも、配偶者や扶養家族はCOBRAを申請できます。これにより、配偶者は元の保険に依存できなくなった際に、保険の代替手段を確保する時間が得られます。
窃盗などの重大過失で解雇された場合は?
窃盗、横領、性的嫌がらせ、危険行為などの重大過失で解雇された場合、COBRAの適用は受けられません。もし解雇が不当で、訴訟や判決が出ていないと感じる場合は、州の労働局や米国労働省(COBRAプログラムを管轄)に相談し、適格性を確認できます。
