COBRAとは
COBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)は、1985年に制定された米国連邦法で、従業員が退職後も一定期間、雇用主が提供する団体健康保険を継続できる権利を保障します。対象は従業員数が20人以上の事業所です。退職(解雇・自己都合・レイオフを含む)後、最大18か月(特定の条件下では最大36か月)まで保険を継続できますが、保険料は全額自己負担となります。すなわち、雇用主が負担していた分も含めた全額を支払う必要があります。
メディケア適格になるとき
米国法典第29編第1162条によれば、COBRAの継続保険は「社会保障法第18編(メディケア)に基づく給付を受ける権利がある」と判断された時点で終了します。ここでの「権利がある」とは、実際にメディケアに加入したかどうかではなく、65歳になることで自動的に受給資格が生じることを指します。したがって、65歳になった瞬間に保険プランはCOBRAを停止できるのです(実務上は必ずしも停止されるわけではありませんが、法的には可能です)。
事前の計画が重要
65歳でメディケアの資格が生じた場合、在職中であっても雇用主の団体保険が自動的に切れることがあります。これは、保険プランが「メディケア受給資格がある」ことを理由にカバーを終了させるためです。そのため、社会保障局(SSA)は、65歳の誕生日当日にメディケアが有効になるよう事前に手続きを済ませることを推奨しています。手続きが遅れると、たとえ1日でも保険が空白になるリスクがあります。
メディケアへの加入手続き
65歳になるときにすでに社会保障給付(年金)を受け取っている場合、65歳になると自動的にメディケアに加入します。逆に社会保障給付を受けていない場合は、本人がSSAに連絡して加入手続きを行う必要があります。SSAは、誕生日の少なくとも3か月前に手続きを開始することを勧めています。
