医療割引プランのメリットとデメリット
手頃な価格で利用できる
医療割引プランは従来の健康保険に比べて費用がはるかに低く設定されています。米国全体の調査(National Conference of State Legislatures)によると、月額8ドル程度で加入できるプランもあり、1つの月額料金で世帯全員がカバーされます。そのため子どもが複数いる家庭に特に人気です。プランは医療機関と直接契約し、HMOやPPOが受けるような割引率(5%~70%)を交渉できるため、診療費を大幅に抑えることが可能です。
保険の抜け穴を埋める
保険でカバーされないサービスや、保険加入が難しい人にとって医療割引プランは有効な選択肢です。例えば、頻繁にカイロプラクティックを受ける人は、保険に含まれない場合でも割引プランで費用を抑えられます。また、保険ネットワーク外の特定医師の診療費も割引対象になることがあります。医療割引プランは健康診断や既往症の有無を問わないため、従来の保険で拒否された人でも加入できます。
規制の甘さが課題
多くの州では医療割引プランを保険とみなさないため、保険に適用される法律の保護が受けられません。その結果、過大請求や虚偽の宣伝が問題になることがあります。2020年時点で、全米の25州が割引プランに対する規制法を制定し、さらに6州が消費者警告などの措置を取っていますが、依然として規制は不十分です。
自己負担が増えるリスク
割引プランは保険ではないため、実際の診療費は利用者が全額支払う前提です。多くの医療機関はサービス提供時に現金払いを求めます。割引率が低い、または全く割引が適用されない診療もあり、結果として従来の保険に比べて総支出が高くなるケースがあります。保険と異なり、プランは医療費の一定割合をカバーするわけではない点に注意が必要です。
