健康保険に既往症条項はありますか?
既往症とは、保険に加入する前にすでに発症していた病状のことです。高血圧は多くの人が抱える代表的な既往症です。保険会社が遡って確認する期間は会社ごとに異なります。
保険会社が既往症を嫌う理由
- 既往症を持つ人は健康な人に比べて保険金請求の頻度が高く、保険加入も積極的です。そのため、保険会社にとってはコストが増大します。結果として、既往症がある顧客には保険料が高く設定されたり、カバー自体が制限されることがあります。
既往症条項
- 保険会社はコスト管理のために「既往症条項」を設けています。この条項は、保険加入前に存在した病状に関する請求は保険の対象外とするものです。例えるなら、車の保険に加入した後に、加入前に割れたフロントガラスを新しい保険で修理してもらうことはできない、という考え方です。
団体保険における保護
- 団体健康保険を購入する際、既往症は「医療保険の携行性と説明責任に関する法(HIPAA)」により保護されます。HIPAAは健康状態、医療歴、遺伝情報、障害に基づく加入資格の差別を禁止しています。過去1年間に保険の空白期間が63日以下で「信用できる」保険に加入していれば、団体保険は既往症を除外できません。HIPAA制定前は、既往症のカバーは義務付けられていませんでした。
アフォーダブル・ケア・アクト(ACA)
- 2010年に成立したアフォーダブル・ケア・アクトにより、民間の保険会社は既往症を理由に加入を拒否したり、保険料を上げたりすることが禁止されました。子どの適用は2010年、成人への適用は2014年に開始されました。
