メディケア貯蓄プログラム(MSP)の概要と対象者別要件

メディケア貯蓄プログラム(MSP)は、メディケア受給資格はあるものの、所得や資産がメディケイドの対象外となる人々に対し、保険料や自己負担額の支払いを支援する連邦・州が運営する制度です。以下では、主な4つのプログラムと追加支援(Extra Help)について、対象条件や支給内容をわかりやすく解説します。

Qualified Medical Beneficiary(QMB)

対象:メディケアパートAの受給資格があるが未加入の方。パートAは社会保障税で賄われ、入院や熟練看護施設、ホスピス等の費用をカバーします。

支給内容:パートAの保険料全額と、パートBの保険料、診療費、外来受診、医療用品・手続き費用を補助。

連邦基準(2010年):個人月収$923(年収$11,076)、夫婦月収$1,235(年収$14,820)。資産上限は個人$6,600、夫婦$9,910。州によってはこれ以上の基準を設定している例もあり、ミシガン州は連邦貧困ラインの135%(2010年で個人約$14,600)以下を要求しています。

Specified Low‑Income Medicare Beneficiary(SLMB)

対象:メディケアパートAの受給資格があるが未加入の方。パートBの保険料のみを補助します。

支給内容:パートB保険料全額。

連邦基準:個人月収$1,103、夫婦月収$1,477。資産上限はQMBと同様に個人$6,600、夫婦$9,910。所得が連邦基準を超えていても、就労中であれば州が独自にSLMB支給を行うことがあります。

Qualified Individual(QI)

対象:メディケイド受給資格がなく、メディケアパートAの受給資格がある方。

支給内容:パートB保険料全額。ただし、毎年申請が必要で、先着順に受給が決まります。前年に受給していた人が優先されます。

連邦基準:個人月収$1,239、夫婦月収$1,660。資産上限は個人$6,600、夫婦$9,910。州ごとに基準が異なり、ノースダコタ州はFPLの100%~135%の範囲内に収まることを要求しています。

Qualified Disabled and Working Individual(QDWI)

対象:以前は社会保障障害保険(SSDI)とメディケアを受給していたが、就業によりSSDIと無料のパートAが失われた方。

支給内容:パートA保険料の全額補助(就業前はSSDIが支払っていた)。

連邦基準:個人月収$3,695、夫婦月収$4,942。資産上限は個人$4,000、夫婦$6,000。65歳未満で就業中、かつ障害が継続していることが条件です。

Extra Help(処方薬費用支援)

対象:メディケアパートDの処方薬費用をカバーするプログラムです。所得が個人$16,245、夫婦$21,855(2010年基準)以下の方が対象。

支給内容:ジェネリック薬は1錠あたり$2.50以下、ブランド薬は$6.30以下に抑えられます。

受給条件:フルメディケイド受給、州のメディケイドでパートB保険料支援を受けていること、SSI受給が必要です。

各州は連邦基準を上回るより寛大な基準を設定していることが多く、詳細は居住州のメディケイド窓口で確認してください。

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