メディケアの主な利点
メディケアは主に65歳以上の米国民を対象とした公的医療保険です。2009年には利用者の84%が65歳以上で、当初からこの層の医療費負担軽減を目的として設計されました。
メディケアの構成
パートA(入院保険)
パートAは入院費用、熟練看護施設の滞在、在宅医療、非医療的宗教施設での入院ケア、ホスピスケアをカバーします。40四半期(10年)以上の就労歴があり、メディケイド税を支払っていれば保険料は不要です。条件を満たさない場合は月額保険料が必要です。
パートB(医療サービス保険)
パートBは予防サービスと医療上必要なサービスの二つに分かれます。予防サービスには健康診断、ウェルネスプログラム、禁煙支援、特定の予防接種が含まれます。医療上必要なサービスは診断・治療に必要な検査や医療用品を対象とし、月額保険料と20%の自己負担金がかかります。
パートC(メディケア・アドバンテージ)
パートCはパートAとパートBを統合し、民間保険会社が提供する追加ベネフィットを組み合わせたプランです。ホスピスを除く全てのA・Bの給付を含み、保険料、自己負担金、控除額はプランごとに異なります。処方薬、眼鏡・視力検査、聴覚・歯科サービスなどがオプションで提供されることがあります。
パートD(処方薬保険)
パートDは処方薬のカバーに特化した保険です。加入は任意で、メディケア・アドバンテージプランに処方薬給付が含まれている場合は、別途パートDに加入できません。初めての資格取得時に加入しなかった場合、後から加入すると遅延加入ペナルティが課されます。
メディギャップ(補足保険)
メディギャップは州ごとに提供される補足保険で、最大10種類(州により異なる)が選べます。主な給付はオリジナルメディケアの自己負担金・コインシュアランスのカバー、海外旅行時の緊急医療、血液費用などです。オープンエンロール期間(6か月)中はプラン変更が自由にでき、年齢や健康状態を理由に販売を拒否されることはありません(既往症に対する待機期間は最大6か月)。
自分の健康状態や予算に合わせて、各パートとメディギャップの組み合わせを検討することが、メディケア利用者にとって最適な医療費の管理につながります。
