COBRA(団体健康保険継続制度)の法的概要

COBRAの機能

COBRA(Consolidated Omnibus Budget Reconciliation Act)は、雇用主を通じて取得した健康保険を、退職や転職、離婚、死亡などの理由で保険が途切れそうになった場合でも、本人と家族が継続できる制度です。保険の空白期間を防ぎ、次の保険プランを探す猶予を提供します。

対象者

COBRAは、雇用主が提供する団体保険(Group health plan)に加入していた、または過去に加入していた以下の人が対象です。

  • 現在または元従業員
  • 退職者
  • 配偶者・離婚した配偶者
  • 扶養子女(年齢制限を超えても対象)

対象者は、団体保険で受けていた同等の給付と医療サービスを継続して受けられます。たとえば、雇用主が提供していた視覚・歯科保険もCOBRAで継続可能です。

手続き期限

従業員が団体保険の対象外となりCOBRAの適用資格が生じた場合、雇用主は30日以内に保険プラン管理者へ報告しなければなりません。従業員側はその日からさらに30日(合計60日)以内にCOBRA加入の申し込みを行い、初回保険料の支払いは申し込みから45日以内に完了させる必要があります。

COBRAの保険期間は基本的に18か月ですが、障害など特定の条件下では最大36か月延長されることがあります。

留意点・費用負担

COBRA加入者は、雇用主が支払っていた団体保険料と同額を自己負担で支払います。雇用主が補助していた分がなくなるため、退職後の月々の保険料は増加しますが、個人で新たに保険を購入するよりは総合的にコストが低く抑えられるケースが多いです。団体保険はリスクが多数の加入者で分散されるため、個人保険に比べて保険料が安価になる傾向があります。

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