65歳以上でも利用できるMedicareとHSAの活用方法

65歳以上の方は、税金がかからないヘルス・セービング・アカウント(HSA)から資金を引き出し、Medicareの保険料を支払うことができます。このように保険料にHSAを使えるケースはごく限られています。退職後や退職直前の方は、IRA(個人退職口座)の拠出上限に達した後でも、HSAを活用して貯蓄を補強できます。

HSAの基本

HSAは、401(k)に似た税制優遇付きの口座です。従業員は税引き前の給与の一部をこの口座に拠出し、課税所得を減らすことができます。その代わり、連邦規則により資金の使用は医療費に限定されます。HSAを開設するには、高額自己負担型健康保険(HDHP)に加入していることが条件です。HDHPは保険料が低く設定されている代わりに、自己負担額が高くなります。

パイロットプログラム

2006年に『ウォール・ストリート・ジャーナル』が報じたところによると、Medicare加入者向けに民間保険会社が高額自己負担型プランを提供できるパイロットプログラムが実施されました。このプランでは、月額保険料が無料で、自己負担上限が最大4,000ドルに設定されているものもありました。加入者は、1年分の医療費が比較的少ないか、HSAに十分な資金を蓄えていれば、リスクを受け入れる形です。

高額自己負担プランのリスクとメリット

高額自己負担型プランは、主に医療費が少ないと見込まれる若年層向けに販売されます。従業員はHSAに資金を貯め、年を越えて繰り越しや利息付与が可能です。緊急時に自己負担額をカバーできるようになることが期待されています。2010年のデータでは、家族カバーの場合の最大自己負担額は11,000ドルでしたが、米政府監査局(GAO)は、慢性疾患や高額医療費が予想される人、子どもがいる家庭には不向きであると指摘しています。

適格医療費とは

HSAの資金は、米国国税庁(IRS)のPublication 502で定義された「適格医療費」のみ支出できます。適格外の支出は課税対象となり、追加の罰金が課されます。高額自己負担型プランでは、すべての医療費が自己負担額にカウントされるわけではありません。たとえば、温熱パッドはHSAの適格医療費として認められるが、自己負担額には含まれないことがあります。そのため、医師の受診頻度が低く、医療費が高額になるケースが少ないシニアにとっては有効ですが、規則は複雑であるため注意が必要です。

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