メディケアのパートAが提供するサービスとは?
メディケアは米国の連邦医療保険制度で、主に高齢者を対象としています。障害を持つ若年者も条件を満たせば加入できます。2010年時点でメディケアはA・B・C・Dの4つのパートに分かれており、ここではパートA(入院保険)に焦点を当て、その主なサービス内容を紹介します。
入院病院ケア
パートAは入院中の医療費をカバーします。対象は食事、看護、薬剤、医療用品、半個室の宿泊費などです。ただし、プライベートナースや個人用の靴下・シェーバーなどは対象外です。また、医師の正式な入院指示が出た場合にのみ「入院」とみなされます。
在宅医療
パートAは医師の指示に基づき、必要と認められた在宅医療サービスも提供します。対象は在宅医療用品、医療ソーシャルサービス、パートタイムの在宅ヘルパーなどです。利用者は「自宅にほとんど出られない」状態であることが条件となります。
熟練看護施設(スキルド・ナーシング・ファシリティ)ケア
パートAは長期介護施設や介護保険の対象外ですが、医師が必要と判断した熟練看護施設でのケアはカバーします。入院後最低3日間の滞在が必要です。対象は理学・作業・言語療法、食事、部屋代、看護、薬剤、診断・治療サービスです。
ホスピスケア
末期患者に対する緩和ケアを提供するホスピスは、在宅が基本ですが、医療上必要な短期入院も含まれます。パートAの対象となるには、余命が6か月以内と見込まれ、認定ホスピスからサービスを受ける必要があります。対象は在宅医療、看護、医療用品、介護者の休息(レジパイト)です。
宗教施設における非医療的サービス
宗教上の理由で医療機関を利用しない場合でも、パートAは部屋代や食事、ベッド、車椅子など医師の処方が不要な非医療サービスをカバーします。ただし、宗教的儀式自体は対象外です。
