メディケアのサプリメントプラン一覧と概要

メディケアは米国で数百万人が利用する連邦政府の健康保険制度です。主に65歳以上の高齢者が対象となりますが、伝統的なメディケア(パートA)は入院費用などごく限られたサービスしかカバーしません。そのため、追加の保障を得るために民間企業が提供するサプリメントプラン(メディケア・ギャップ)を購入する必要があります。州ごとに購入できるプランは異なり、2010年時点で標準化された12種類のメディケア・ギャップ(Medigap)プランが存在します。

メディケア・アドバンテージ(Medicare Advantage)

メディケア・アドバンテージは民間保険会社が提供するプランで、パートAとパートBの保障を含みます。保険料、自己負担額、対象サービスはプランごとに異なり、処方薬、視覚・聴覚保険が付帯するものもあります。主なタイプは以下の通りです。

  • HMO(健康維持組織)プラン
  • PPO(優先医療機関)プラン
  • 特別ニーズプラン(SNP)
  • 個人フィー・フォー・サービス(FFS)プラン
  • 健康貯蓄口座(HSA)対応プラン

どのプランを選ぶかは、予算、個人の医療ニーズ、好みのサービス形態によって決まります。

メディケア・パートD(Medicare Part D)

パートDは処方薬のみをカバーする保険です。政府から直接提供されるわけではなく、民間保険会社が販売します。パートDを利用するには、まずパートAに加入している必要があります。加入は任意で、月額保険料がかかります。すでに処方薬カバー付きのメディケア・アドバンテージプランに加入している場合は、別途パートDに加入する必要はありません。

メディケア・ギャップ(Medigap)標準補足プラン

2010年時点で、A~Lの12種類の標準化されたメディケア・ギャッププランが存在します。各プランはカバー内容と保険料が異なります。

  • プランA:最も基本的なプランで、パートAの給付期間終了後の入院費用(最大365日)やパートBの共同保険料・共同支払金、初回の血液3パイントをカバー。
  • プランF・J:最も充実したプラン。自宅でのリハビリ、海外旅行中の緊急費用、パートBの超過請求、熟練看護施設やホスピスの共同保険料・共同支払金などを含む。高額自己負担型(ハイデダクタブル)プランもあり、月額保険料は低く設定されるが、自己負担上限は2,000ドル。
  • プランK・L:部分的カバーを提供。プランKはパートBの共同保険料、ホスピスの共同保険料、血液3パイント、パートAの自己負担額、熟練看護施設の共同保険料の50%をカバーし、年間自己負担上限は4,620ドル。プランLは同項目の75%をカバーし、年間上限は2,310ドル。

各プランの選択は、医療費の予測と自己負担の許容度に基づいて行うことが重要です。

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