HIPAA(医療保険の携行性と責任に関する法)における通知要件
1996年に制定された医療保険の携行性と責任に関する法(HIPAA)は、団体健康保険プランの加入者や受給者、個人健康保険を購入する人に対し、権利と保護を提供します。米国労働省が HIPAA を施行し、法令の一環として様々な通知義務を定めています。労働省は 2010年10月時点の通知要件を表形式でまとめた「コンプライアンス支援ガイド」を公表しています。
クレジタブル・カバレッジ証明書の通知
保険の喪失が生じた際に、プラン管理者はクレジタブル・カバレッジ証明書(HIPAA証明書)を交付します。通知には、管理者の氏名・住所・電話番号、被保険者のクレジタブル・カバレッジ情報、そして HIPAA の基本的な説明(既往症除外規則や健康状態に基づく差別禁止など)が含まれます。
既往症除外の一般通知
加入手続き時に配布される書面資料とともに、既往症除外に関する一般通知が提供されます。通知では、除外が適用される条件、プランの遡及期間の長さ、最大除外期間、クレジタブル・カバレッジによって除外期間がどのように短縮されるか等が説明されます。
個別の既往症除外通知
クレジタブル・カバレッジが終了した直後に、プランまたは保険者は個別の既往症除外通知を送付します。通知には、対象者に適用される除外期間の終了日と、その算定根拠が明示されます。
特別加入権利とウェルネスプログラムの開示通知
従業員が健康保険プランに加入できる機会が与えられる時点(またはそれ以前)に、特別加入権利に関する通知が必要です。同時に、ウェルネスプログラムに関する開示もすべての書面資料に記載しなければなりません。通知では、医療上の理由でウェルネス報酬プログラムへの参加が困難な場合、別の方法で資格を得られる旨が案内されます。
出産に伴う入院に関する権利説明
出産に関連する入院権利の説明は、プランの要約説明書(Summary Plan Description)に記載されます。ここには、連邦法や州法でプランに課される要件がある場合、その旨も明記されます。
WHCRA(女性の健康とがんに関する権利法)加入時および年次通知
女性の健康とがんに関する権利法(WHCRA)の通知は、加入時と毎年行われます。特に乳房切除手術に関連する給付を受ける加入者・受給者向けに、専用の文言が添えられます。
