健康保険の補償が失われた場合の対処と資格事象

健康保険の保険料が税引き前に差し引かれる場合、米国国税庁(IRS)は年次オープンエンロールメント期間外に保険内容を変更できるタイミングを規定しています。税引き前に保険料が差し引かれると所得税が減りますが、変更は「資格事象(qualifying event)」が発生したときにのみ認められます。保険の喪失は資格事象の一つです。

資格事象(Qualifying Event)

  • 資格事象とは、保険のカバー範囲や加入資格に変化をもたらす人生の大きな出来事です。IRSの「Change of Status」規則に基づき、雇用主が提供する健康保険の変更を行えるようになります。資格事象は大きく3つに分類されます。

ステータスの変更(Change of Status)

  • 結婚は資格事象です。

    多くの場合、本人または扶養家族のステータス変化が資格事象となります。例として、結婚、離婚、配偶者の死亡、子供の出生や養子縁組があります。また、雇用状況の変化(例:フルタイムからパートタイムへの変更、休職後の復帰、失業による保険喪失)も該当します。

費用やカバー範囲の大幅な変化(Significant Cost or Coverage Changes)

  • 保険料や自己負担額が年途中で増減し、支払額の変更が必要になる場合も資格事象です。雇用主がプランの自己負担額や控除額を変更した場合も、加入者はプランを変更または脱退できます。

その他の事象(Other Events)

  • 以下のような特定の事象でもオープンエンロールメント外で変更が認められます:本人または扶養家族がメディケアやメディケイドの対象になる・対象外になる、裁判所の命令で子どもの保険加入が必要になる、FMLA(家族・医療休暇)取得中に保険変更を行う場合など。

留意点(Considerations)

  • 資格事象が発生したら、30日以内に人事部門へ通知し、事象を証明する書類を提出する必要があります。期限を過ぎると、次回の年次オープンエンロールメントまで保険内容の変更はできません。

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