完全保険会社と自己保険会社の違いは?
完全保険会社(Fully Insured)
完全保険会社は、保険会社から保険を購入し、潜在的な負債に備えます。保険会社は保険金額の上限まで保証し、会社は保険料を支払います。
メリット
- 保険会社が保険金支払いリスクを負うため、資産や財務の安定が守られます。
- 負債に備えるための資金を別途用意する必要がありません。
- 保険会社のリスク管理やクレーム処理のノウハウを活用できます。
デメリット
- 保険料が高くなる傾向があります。
- クレーム処理の意思決定は保険会社が行うため、コントロールが制限されます。
- 保険引受条件や除外条項によりカバー範囲が制限されることがあります。
自己保険会社(Self‑Insured)
自己保険会社は、保険会社を通さず自社で負債リスクを負います。必要な資金を内部で確保し、直接クレームを支払います。
メリット
- 保険料が不要になるためコスト削減が可能です。
- クレーム処理や支払い条件を自社で柔軟に決定できます。
- 保険の引受条件や除外条項に縛られません。
デメリット
- 支払いリスクを自社で背負うため、資産や財務の安定が脅かされる可能性があります。
- 負債に備える十分な資金が必要です。
- クレーム管理を効率的に行う体制が求められます。
どちらの保険形態が自社に適しているか
選択は企業の規模や財務状況、リスク許容度によります。資金が限られた中小企業は、資産保護のために完全保険を選ぶことが多いです。一方、資金余裕がありリスクを自社で管理できる大企業は、コスト削減のために自己保険を検討すると良いでしょう。
