医療情報が開示されていない場合、生命保険は受取人に支払われますか?

医療情報が開示されていない場合の保険金支払いは、未開示の情報が「重要事実(マテリアリティ)」かどうかに左右されます。重要事実と判断されれば、保険会社は受取人への支払いを拒否できる可能性があります。一方、重要でないと判断されれば、死亡保険金は全額支払われます。

重要事実(マテリアリティ)とは

法的用語で、取引や契約において事実がどれだけ影響を与えるかを示します。生命保険においては、保険会社が保険契約を引き受けるか、保険料を決定する際に重要と考える情報が「重要事実」に該当します。

重要事実の例:心臓疾患の既往歴

たとえば、被保険者が心臓疾患の既往歴を開示しなかった場合、死亡リスクの評価が大きく変わります。そのため、保険会社は死亡保険金の支払いを拒否できる可能性があります。

重要でない事実の例:軽度のアレルギー

一方、軽いアレルギー歴など、死亡リスクにほとんど影響しない情報は「重要事実」とみなされません。したがって、被保険者がアレルギーで死亡した場合でも、保険会社は全額支払う義務があります。

保険契約の取消し(リシジョン)

保険会社が、申込者が重要事実を故意に偽って記載したことを証明できれば、契約を取り消す(リシジョン)ことができます。リシジョンが認められると、保険は無効となり、支払った保険料は返金されます。

詐欺と保険金不支払のリスク

保険会社が医療歴について質問し、被保険者が虚偽の回答をした場合、詐欺とみなされることがあります。この場合、保険契約は無効となり、受取人は死亡保険金を受け取れません。

健康保険 - 関連記事