テクノロジーに関わるHIPAA規則
追跡規則
医療機関は患者情報に継続的にアクセス・修正・送信します。HIPAAでは、誰がレコードにアクセスしたか、変更内容、変更前の原本を記録できることが求められます。そのため、システムは固有のユーザー名とパスワードを使用し、すべての操作をログに残す必要があります。メールやインターネット経由で外部へ情報を送信する場合も同様です。追跡規則は患者のプライバシー権を守るため、情報の取り扱いを監視できるようにします。
セキュリティ規則
HIPAAのシステムセキュリティ規則では、外部からの不正アクセスやハッキングを防止するために、信頼性の高いファイアウォールやアンチウイルスソフトの導入が必須です。また、ユーザーごとにアクセスレベルを設定し、部門や患者数に応じた権限管理が求められます。緊急時に患者情報へアクセスできる特別権限も必要です。患者は自分の医療記録にいつでもアクセスできる権利があるため、システム障害や災害時に備えたバックアップ・データ復旧計画も必須です。
使用規則
使用規則は、組織のポリシーや手順が患者情報のプライバシーとセキュリティ要件をどのように実施するかを定めます。具体的には、データへのアクセス手順や、コンピュータ作業ステーションを設置するエリアの要件を示します。機器は指定された安全な場所に設置し、患者記録を扱う際の標準化された手順を遵守します。また、ネットワーク更新や機器廃棄時には、患者情報が含まれる部品の適切な除去・処分手順が規定されています。
