スタチン薬の比較方法

スタチンは肝臓でのコレステロール合成を抑える酵素を阻害し、血中の有害なコレステロール(LDL)を低下させます。コレステロールは体の機能維持に必要ですが、過剰になると動脈硬化を引き起こし、放置すれば致命的な疾患につながります。

スタチンを比較するポイント

  1. LDL(悪玉コレステロール)低減効果

    LDL を 35%〜50% 減少させるスタチンは、アトルバスタチン 20 mg 以上、ロスバスタチン 10 mg 以上、シンバスタチン 20 mg 以上、ロバスタチン 80 mg です。

    LDL を 50%以上 減少させるスタチンは、アトルバスタチン 80 mg/日、ロスバスタチン 20 mg 以上です。

  2. HDL(善玉コレステロール)上昇効果

    LDL を下げる効果が高いほど、HDL を上昇させる効果も高いとされています。例えば、アトルバスタチンは LDL を約 35% 減少させ、その分だけ HDL も約 35% 上昇すると報告されています。

  3. 心血管イベント予防効果

    臨床試験では、アトルバスタチン、プラバスタチン、シンバスタチンが脳卒中や心筋梗塞のリスクを有意に低減することが確認されています。

    冠動脈形成術(PCI)を受けた患者では、フルバスタチンとプラバスタチンが再発性冠イベントを大幅に減少させます。冠動脈疾患の既往がない患者では、ロバスタチンが全体的な冠イベントリスクを低減します。

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