Tricare と Medicare の二重適格者向け請求手続き
対象者と資格カテゴリー
Tricare と Medicare の両方の保険給付を受けられる二重適格者は、保険金請求を両保険会社が処理します。Tricare は米国防総省の医療プログラムであり、請求の取りまとめは Tricare Dual‑Eligibility Fiscal Intermediary Contract(TDEFIC)という業者が行います。二重適格者が一定条件を満たすと、特別プログラム「Tricare for Life」の対象となります。
2008年2月1日付の Tricare Operations Manual によれば、二重適格者は次の5つのカテゴリーに分類されます。
- Tricare の受給者で、Medicare Part A の資格を取得し、65 歳以上で Medicare Part B に加入している者。
- Tricare の受給者で、Medicare Part A は取得していないが、Medicare Part B を購入した者。
- 現役軍人の家族で、65 歳以上の Medicare の資格がある者。
- 障害等により Medicare の資格があり、かつ Part B に加入している、その他の Tricare 対象者。
- 障害等により Medicare の資格がある現役軍人の家族。
請求プロセス
Tricare と Medicare が費用を分担する請求では、まず Medicare が支払い、次に Tricare が残額を支払います。別の民間保険が絡む場合は、Medicare が第一位、民間保険が第二位、最後に Tricare が支払う順になります。Tricare West リージョンおよび Tricare for Life の請求は Wisconsin Physicians Services(WPS)が担当し、2010年9月1日以降は International SOS Assistance が海外分を委託しています。北部・南部リージョンの請求は PGBA LLC が処理します。
Tricare for Life(トライケア・フォー・ライフ)
Tricare for Life は、Medicare Part A の資格があり、かつ Part B を購入した個人(現役軍人の家族を除く)を対象とした保険プログラムです。対象者は年齢または障害(末期腎不全を含む)に基づき、退役軍人や退役予備役、Medicare 対象の寡婦・寡夫、家族が含まれます。扶養親や義理の親は Tricare Senior Pharmacy Benefits に加入し、空きがあれば軍医療施設を利用できます。民間医療機関への請求はまず Medicare が支払い、残りを Tricare for Life が直接医療提供者に支払います。加入者は Medicare の要約通知と、Tricare for Life の給付明細書を受け取ります。
制限事項
米国外(米領土外)での医療は、Tricare が一次保険者として標準の費用分担ルールが適用されます。Medicare は海外医療費をカバーしません。すべての請求は WPS または PGBA が処理し、海外分は International SOS Assistance に転送されます。
