保険未加入患者への治療対応方法

2010年1月現在、米国では医療保険は義務ではありません。保険未加入の患者(経済的理由、失業、既往症による自己保険不可など)が来院した場合でも、迅速に治療を提供する必要があります。そのため、請求・受付スタッフ向けに明確なプロトコルを用意しておきましょう。

対応手順

  1. 臨時保険の適用可否を確認

    患者が条件を満たす場合は、臨時保険の適用を検討します。雇用主の保険に加入していない、失業や経済的理由で保険がないケースがあります。州のメディケイドプログラムと契約している場合は、患者に州援助の対象になるか確認し、対象であればサービス費用の一部または全額がカバーされることを説明します。メディケイドの要件は州ごとに異なり、例としてカリフォルニア州ではフードスタンプ受給者や21歳未満の扶養家族、視覚障害者が対象となり、アラバマ州では貧困ライン以下の妊婦が対象です。新生児は母親の保険IDで最初の1か月間カバーされることが多いです。2009年4月1日に開始された州子ども健康保険プログラム(SCHIP)も、州が定めた基準に合致すれば対象となります。

  2. 請求可能な手順コードを特定

    CPT(Current Procedural Terminology)コードは医師が請求できるサービスや手技を示します。保険会社と交渉した契約料金には、プライベートペイの場合に免除できる手技コードが含まれることがあります。例として、在宅医療機器の設置・指導・診察(コード99243)と機器レンタルコード(E1392)を保険に請求する代わりに、患者に対して月額150ドルのプライベートペイ料金のみを請求することが可能です。

  3. 自己負担額を設定し利益を確保

    診療費用と利益を踏まえて、プライベートペイの金額を算出します。診察料の最低額は把握しておき、放射線検査や医療用品などの付帯サービスについては、その価値を評価します。小児科で喘息患者が多い場合は、ネブライザーやピークフローメーターなど在宅治療用具を備蓄し、来院回数を減らすことで長期的に患者負担を軽減できます。

  4. 分割払いの条件を文書化

    支払計画を交渉したら、支払日と金額を文書に残します。例えば、歯科でセラミックベニアを提供する場合は、全費用を明示した治療計画書を作成し、誤解を防ぎます。可能であれば、分割払いでもチェック支払でもクレジットカード情報を取得しておくと、未払金が発生した際に回収手段が確保できます。

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